
「求人を出しても応募が来ない」「面接まで進んでも、自社に合う『いい人』に出会えない」——。
少子高齢化による労働力減少が進む今、多くの企業が深刻な採用難に直面しています。統計を見ても、日本企業の実に8割以上が人材確保に困難を感じているのが現実です。
しかし、この「採用がうまくいかない原因」を、私たちは本当に正しく捉えられているでしょうか。「市場が売り手だから」「少子化だから」という外部の理由だけで片付けてしまってはいないでしょうか。
実は、採用難が長期化している企業ほど、市場のせいではなく、社内の「思考の前提」がズレてしまっているケースが少なくありません。本コラムでは、採用の現場で起きがちな誤解を紐解きながら、今本当に整理すべき「問い」を投げかけます。
思考のズレ①:「要件を満たす人」を信じすぎていませんか?
採用が難航すると、多くの企業は「もっとスキルがある人」「即戦力になる人」と、求める条件(要件)を事細かに設定しがちです。しかし、ここに一つ目の落とし穴があります。
「完璧な要件を満たす人」を探せば探すほど、ターゲットは狭まり、市場に存在しない“幻の人材”を追い求めることになります。本当に大切なのは、完璧な人を定義することではなく、「なぜその要件が必要なのか」「その要件が欠けていたら、社内の仕組みでどう補えるのか」という、一歩手前の整理です。条件を並べることに必死になり、自社の受け入れ態勢や本質的な課題の整理が後回しになっていないか、一度立ち止まる必要があります。
思考のズレ②:「いい人がいない」を市場のせいにしていませんか?

「最近の応募者はレベルが低い」「うちの業界は人気がないから、いい人が来ない」。 こうした声もよく耳にします。確かに市場は厳しい状況ですが、本当にそれだけが原因でしょうか。
ここで構造的な視点を持ってみましょう。「いい人がいない」と感じる背景には、自社が求職者から「どう見えているか」、そして自社が応募者を「どう見ているか」という、双方の視点のズレが隠れています。自社の当たり前が、外の世界から見たら魅力に映るかもしれない。逆に、自社が「欠点」と捉えている応募者のガタつきが、実は自社の成長に必要なピースかもしれない。市場のせいにする前に、自社と市場の「解像度」を合わせる作業が抜け落ちていないでしょうか。
思考のズレ③:採用を「その場限りのイベント」にしていませんか?
採用活動を、穴が空いたバケツに水を注ぐような「その場限りのイベント」として捉えている組織も少なくありません。「人が辞めたから採る」「今期の目標人数が○人だから集める」という思考です。
しかし、採用と、その後の「育成」「組織づくり」は地続きです。入り口(採用)だけをいくら綺麗に整えても、出口(定着・活躍)のストーリーが描けていなければ、組織の根本的な解決にはなりません。採用人数という目先の数字よりも先に、私たちは「この組織をどうしていきたいのか」という、もう一つの未来の数字(組織の絵姿)を共有できているでしょうか。ここが属人化し、話し合いが足りていないこと自体が、採用を難しくしている真の原因かもしれません。
まとめ

激化する採用難の時代において、小手先のテクニックや他社の成功事例を真似しても、自社の根本的な課題は解決しません。
今、貴社に必要なのは、新しいノウハウを詰め込むことではなく、
「自社の採用に対する考え方が、どこでズレてしまっているのか」を一度きれいに整理すること
ではないでしょうか。
● 「求める人物像が、実は社内でバラバラかもしれない」
● 「採用がうまくいかない本当の理由が、実は言語化できていない」
少しでもそう感じられたなら、まずはその違和感をそのまま私たちにお聞かせください。正解を押し付けるのではなく、貴社と一緒に「問い」を整理し、進むべき方向を見つけるための無料相談窓口をご用意しています。まずは一度、思考の整理から始めてみませんか。
【👇 無料相談・思考整理のセッションを申し込む】
下記より、お気軽にご相談ください。
