「営業職の応募が来ない…」求人媒体を増やす前に見直すべき“求める条件”の罠

「営業職の求人を出しているが、ほとんど応募が来ない」
「媒体を変えても、条件を少し良くしても状況が変わらない」

営業職の採用に苦戦する中小企業は少なくありません。
ただ、応募が来ない理由を「市場が悪い」「営業は人気がない」と一言で片付けてしまうと、自社の改善余地を見逃してしまうこともあります。

ここでは、“対策”を急ぐ前に整理しておきたい視点をいくつか挙げてみます。


1.そもそも「どんな営業」を求めているのか明確か

営業職と一言で言っても、実態はさまざまです。

  • 新規開拓中心か、既存顧客フォロー中心か
  • 法人営業か、個人営業か
  • 価格競争型か、提案型か
  • 単独プレー型か、チーム連携型か

求人票の中で、それらが具体的に言語化されているでしょうか。

求職者は「営業」という言葉から、自分の過去の経験やイメージを重ねます。
そのイメージと実際の仕事内容が大きくズレていそうだと感じた瞬間、応募をためらう可能性があります。

まずは社内で、

自社の営業の本質的な役割は何か
成果を出している人はどんな動きをしているか

を言語化してみることが出発点になるかもしれません。


2.「理想の条件」と「採用の可能性」のバランス

営業職は比較対象が明確になりやすい職種です。
同業他社だけでなく、異業種の営業職とも並べて検討されます。

  • 想定年収*レンジ
  • インセンティブの仕組み
  • 固定給と変動給のバランス
  • 残業時間や直行直帰の可否

自社の条件は、同エリア・同職種の中でどの位置にあるでしょうか。

ここで大切なのは、「高くするべき」という話ではなく、
自社の立ち位置を把握しているかどうかです。

仮に条件面で強みが出しにくい場合は、
別の魅力(裁量、顧客層、提案の自由度など)をどこまで打ち出せているかが問われます。

*レンジとは?

範囲」「幅」「射程圏内を意味し、値の最大値と最小値の差や、一定の幅の中で変動する状態(レンジ相場)を指すほか、品揃え(プロダクトレンジ)や知識・経験の領域など、幅広く使われます。具体的には「価格レンジ」や「業務範囲(スコープ)」、「音域(ボイスレンジ)」などの文脈で使われます。


3.「営業=きつい」という求職者の誤解にどう向き合うか

営業職には、

  • ノルマが厳しい
  • 精神的にきつい
  • 数字に追われる

といったイメージがつきまといます。

それが事実かどうかよりも、
そう思われている可能性があるという前提で設計できているかが重要です。

たとえば、

  • 目標の考え方はどうなっているのか
  • 未達時のフォロー体制はあるのか
  • 育成期間はどのように設けているのか

こうした情報が曖昧なままだと、求職者は最悪のケースを想像してしまいます。

自社の営業文化を、外から見たときにどう映るか。
一度“第三者視点”で読み直してみることも有効かもしれません。


4.応募が来ないのは「問題」ではなく「改善のサイン」

応募が来ない企業の中には、

  • 即戦力
  • 3年以上の法人営業経験
  • 業界経験必須

といった条件を設定しているケースもあります。

もちろん、事業*フェーズによっては妥当な条件です。
ただしその場合、採用対象はかなり限定されます。

もし応募母数が極端に少ないのであれば、

  • 未経験可にできる余地はないか
  • 業界経験は本当に必須か
  • 育成前提での採用は難しいのか

といった論点を整理する必要があるかもしれません。

「理想の人材像」と「採用可能性」のバランスを、どこに置くのか。
これは経営判断に近いテーマでもあります。

フェーズとは?

計画、事業、技術的プロセスなどにおける「段階」「局面」「段階的な過程」のことです。スタートからゴールまでの一連の活動を、状態の変化に基づいて区切った一まとまりの期間を指します。主にプロジェクト管理で「設計フェーズ」「開発フェーズ」のように進捗の節目を示すために使用され、進捗度合いや今後の局面を共有する際に使われる言葉です。


5.そもそも“営業職”という表現が最適か

意外と見落とされがちなのが、職種名そのものです。

たとえば、

  • コンサルティング営業
  • パートナーサクセス
  • アカウントマネージャー
  • 企画提案職

など、業務実態に近い言葉に変えるだけで、
届く層が変わる可能性もあります。

名称を変えれば解決する、という話ではありません。
しかし、「営業」という言葉に抵抗がある層が一定数いることは事実です。

自社の仕事の本質に、より近い言葉は何か。
一度言い換えてみることで、新たな切り口が見えることもあります。


まとめ:応募が来ないのは「問題」ではなく「サイン」かもしれない

応募が来ない原因は、採用手法や媒体の選び方だけではありません。 自社が掲げる「求める条件」や「営業の役割」を一度立ち止まって整理してみることが、採用成功への第一歩です。

  1. 求めている「営業の役割」は、具体的に言語化できているか
  2. 掲げている「必須条件」は、採用の可能性を狭めすぎていないか
  3. 求職者が感じる不安に対して、自社の魅力を正しく提示できているか

「自社にとっての正解がわからない…」 「頭の中では理解できても、社内だけで条件や考え方を整理しきれない」

そう感じられた方は、まずは自社の現状や課題感を言葉にすることから始めてみませんか?

AMDEA(アンデア)では、具体的なノウハウを一方的に押し付けるのではなく、貴社の採用における「考え方の整理」や「条件の棚卸し」を一緒に伴走しながら行っています。

まずは無料相談で、貴社の頭の中を一緒に整理してみませんか?

【👇 無料相談・思考整理のセッションを申し込む】



下記より、お気軽にご相談ください。

    お客様情報

    お名前*

    E-mail*

    お問い合わせ内容

    題名
    (30文字以内)*

    お問い合わせ内容*

    この記事を書いた人

    代表 吉開 悠美香のアバター 代表 吉開 悠美香 合同会社AMDEA

    |メッセージ
    みなさん、こんにちは。アンデア代表の吉開です。

    私の実家は、福岡県の田舎で小売店を営んでいます。東京で仕事をしていましたが、コロナ禍で父が体調を崩し、福岡へ帰省することに。ありがたいことに、50年以上も地元の方々に愛されてきた店舗をなくすわけにはいかず、家業を手伝い始めました。ですが、そこで目にしたのは、想像を超えたアナログな光景でした。PCができない父、売上入力に追われる母、指示待ちのパートさん、FAXや電話での確認……。デジタルが普及した今でも、効率化にはほど遠い現状に言葉を失いました。
    そこで、まずは補助金を活用してレジの導入やPC、FAX機の買い替えなど、できる限りの改善を行いました。それでも、季節商売特有の繁忙期の負担や、まばらな売上には頭を悩ませていました。そんな中、店舗で公式LINEを導入し、来店される方々へセール案内やクーポンを配信したところ、来店頻度が増え、売上も上向きになったのです。
    この成功を機に、エステサロン2店舗をOPENし、LINEマーケティングの可能性をさらに実感しました。LINEを通じたお客様への情報配信がリピーターを生み、固定客へと育てることで安定した売上に結びついています。
    アンデアでは「皆様の笑顔に寄り添うLINEマーケティング」をモットーに、LINE活用で医療機関や店舗の課題解決をお手伝いします。無断キャンセルの削減や再来率の向上、業務負担の軽減を実現することで、皆様の健康・美容・豊かな生活を支え、笑顔を生むサービスを提供いたします。
    私たちは常に「何ができるか」を探求しながら、地域社会にも貢献したいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。